画期的な読取技術に惹かれました
ICSを選んだ経緯を教えてください
税理士会の研修会で併設されていた、ディスプレイ展示に行ったことがきっかけです。
当時他社の会計ソフトを使用していたのですが、そのメーカーから会計事務所向けの開発を打ち切るという話を聞き、次に導入する会計ソフトのメーカーを探していたときにICSの展示機を見かけました。たしか、OCR(手書き会計伝票自動読取り装置)を出展されていて、当時業界唯一だったその技術に興味を持ちました。友人である税理士が既にICSを使用していたため「OCRって良いんじゃないの?」と話を持ちかけると、ほどなくして営業部員が来所し、導入となりました。
使い勝手はいかがですか?
OCRが画期的だった他に、過去使用していた他社の会計ソフトでは自動計算に対応しておらず、データセンターに送信して翌日書類が返送されてくるという仕組みだったため、待つ間のタイムラグと、累積する伝票の量がとても多いことから、使い勝手が悪く不満に感じていました。そのため自動計算対応の会計ソフトへの切り替えを常に進言していましたが、ICSのおかげでそれらの課題もすべて解決できました。
また、ドットプリンターにより手書きの手間が省けたことも助かりました。税務署から複写式の帳票を貰い、出力するだけで帳票が出来上がるのため、年末調整などの作業効率が一気に向上し、提出用紙のコストダウンもできました。
その他には、導入して今に至るまで、電話サポートやトラブル対応は周りにオススメしているくらい助かっています。長くお付き合いのある税理士仲間もICSユーザーが多く、サポート面は評判が良いそうです。
顧問先との多様なやり取りにも対応しています
顧問先とのデータのやり取りはどのようにされていますか?
OCR用紙で出納帳を作成いただき、通帳もお預かりしてこちらで入力する方法が主です。顧問先で帳票を作成していただく時、字体により読み取れない場合もありますが、認識率にはおおむね満足しています。
あとは他社の会計ソフトの仕訳データをCSVにエクスポートしていただいたものを頂戴して、会計事務所のICSにインポートする方法です。お返しする資料は書面になってしまいますが、修正していただきたい箇所は明示してお返ししています。データのやり取りができる上⼿くんαシリーズも、何件か導入していただいています。
現在検討中のICS製品はございますか?
IISS(インターネットストレージサービス)を検討しています。会計事務所内ではクラウドや無線LANを採用せず外部への情報流出には気を配っていますが、「外部サーバーへ保管することで流出リスクが高まるのではないか」と気になって見送っていました。しかし、先日支部内の事務所が類焼に遭い、全てのデータが消失してしまったという事例を聞いて、リスク管理について思い直しているところです。
また、原票会計Sは読取精度に不安を感じていましたが、今しがた手書認識機能の追加や読取エリアを指定できる機能について聞くことができ、とても興味が湧きました。未だに袋に詰めた領収書をお預かりするところから始まる顧問先もいるので、スマホで撮影して取り込むことができ、効率的に処理ができるのであれば前向きに考えていきたいです。
担当営業からの一言
税理士綿引光男事務所様は、和気あいあいと活気に満ちた事務所様です。 現在はスキャナを用いた伝票読み取り【OCRシステム】なども取り入れて頂き、ICSシステムを余すことなくご活用いただいております。 またICS協議会やセミナーにも積極的にご参加いただいております。 今後ともよろしくお願いいたします。
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