
複数の会計ソフトを揃えたのは顧問先のため

ICSを導入したきっかけを教えてください
所属税理士として勤めたときからICSは知っていました。所属事務所が導入していたからなのですが、私にあてがわれていたのは他社の会計ソフトだったため、当時の使用感は分かず終いでした。
その他社の会計ソフトは使い勝手がよくなかった経験から、開業時に導入する会計ソフトを選定したところ、打ち慣れた50音配列のキーボードに対応していたのがICSだけでしたので、ICSに決めました。
とはいえ今やさまざまな会計ソフトが市販で出回っていて、顧問先が当事務所の関与前に導入された会計ソフトは継続してご使用いただくため、やり取りの都合上事務所でも他社の会計ソフトをいくつか使用しています。
ICSでは財務処理dbの「パソコンデータ変換」が他社の会計ソフトのデータを取り込む機能を有しているおかげで、他社の会計ソフトを経由してデータを受け取ることができるため現場では助かっています。特にトラブルはありませんが、一部の他社の会計ソフトは別の会計ソフトを介する必要があるため、まだ会計ソフト間の壁を感じることはあります。
現在関心を持たれているICS製品はありますか?
もともとメールやリムーバブルメディアでのやり取りよりクラウドに魅力を感じているため、上手くんαシリーズのクラウドオプションを検討しているところです。
顧問先の会計知識に合わせた関与を意識しています

顧問先とのやり取りはどのようにされていますか?
顧問先と初めてお会いするときに、相談内容のほか会計に関する知識をどれくらいお持ちなのかをヒアリングしています。知識のある顧問先であれば、会計ソフトを提供して入力してもらっています。「経費科目はこうしましょう」「精算書はExcelで作りましょう」などと、顧問先が望まれる訪問スパンでお伺いして決めていき、ひととおり処理していただけるようになると徐々に効率化できるようアドバイスしています。一方、知識はあってもPCの操作が苦手な顧問先には、同様に訪問して領収書やレシートなどの証憑をお預かりするところから関与したりと、それぞれの顧問先が希望される範囲で始めてもらっています。
訪問時にお話するネタをいつも準備するのですが、最近は消費税改正の時事のほかICSで作成できる変動損益計算書という分析帳票を多用しています。変動損益計算書は目安となる損益分岐点が分かりやすいため顧問先の反応も良いです。
ICSを検討中の方にお勧めの点はありますか?
財務のみならず法人税、減価償却処理、給与処理とどの搭載プログラムでも使い勝手がいいです。特に減価償却処理は楽でイチオシです。いくつかのプログラムは仕訳データや残高を連動することができるのも魅力だと思います。
担当営業からの一言
稲岡会計事務所様はご開業時よりICSをご利用いただいており、VPNによる遠隔地からの入力やFintechといった最新のシステムを積極的に取り入れて業務の簡便化と効率アップに力を入れております。また自計化ソフトにより顧問先様のニーズにも幅広く対応されております。
稲岡秀夫先生には現在、千葉ICS協議会会長を務めていただいており、大変お世話になっております。
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